夢小説を想定した自己投影と文章形式についてのまとめ
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昨日各種AIにぶつけた「自己投影と文章形式」の議論について簡単に私の意見をまとめました。
文章作れないけどAIに自分の意見を任せたくもないので、全部リストとしています。
- 自己投影の主体の混同を避けたい
- 夢小説は「読者が自己投影するもの」という認識
- 既存の文学の「作者の自己投影」とは明確に分けるべき
- 自己投影と感情移入の混同を避けたい
- 感情移入はキャラの感情があり、読者が受けるもの
- 自己投影は読者の感情があり、キャラが代行するもの
- 読者の自己投影に必要な要素の定義
- 少なくとも「他人でない」という認識を与える努力
- 「他人としての主人公」の排除
- 人格を感じさせない工夫
- 読者の心情とリンクさせる自然な行動の検討
- 「他人としての作者」の排除
- 読者に感情を促すアプローチとのバランス
- 口語の問題点
- 話し方に人格が出る
- 特に日本語においては一人称(私、俺など)、二人称(君、お前など)、三人称(あの人、アイツなど)の選び方でも人格が出てくる
- 自己投影における一人称小説の利点と問題点
- より繊細でインタラクティブな心情表現ができるので、読者の感情を促すのに有利
- 感情移入においてはこれが強い利点となり、自己投影と混同されやすい
- 視点が固定であると伝わりやすいので、長く続くほど投影の深まりを期待できる
- ダイレクトに主人公の人格が見えるので、想定される読者との一体化を促せる高い技術が必要
- 多様性の観点から言えば対象の読者がかなり絞られることになる
- 登場人物の視点の表現ができないので、特に夢小説における愛される体験を表現しにくい
- 登場人物のアクションが過剰になる危険性
- より繊細でインタラクティブな心情表現ができるので、読者の感情を促すのに有利
- 自己投影における二人称小説の利点と問題点
- システムメッセージ(無機質な舞台装置)として確立された手法(ゲームブックなど)
- 発言を地の文に隠す(挨拶した、提案したなど)ことが可能
- 主人公の名前を隠すことが簡単なのでアナログ媒体で運用しやすい
- 二人称の種類(あなた、君など)で作者の人格を感じる可能性がある
- 登場人物からの二人称と混同する可能性がある
- システムメッセージ(無機質な舞台装置)として確立された手法(ゲームブックなど)
- 自己投影における三人称小説の利点と問題点
- システムメッセージとして運用可能で、台詞や心情をぼかすことが比較的容易
- 視点を自由に設定可能なので、特に夢小説における愛される体験の表現に有利
- 登場人物からの主人公の表現にはぼかす工夫が必要
- 地の文は第三者なので、余計な表現を押し付けない配慮が必要
- 特に日本においては名前が人格を感じさせるので、主人公の固有名詞に名前変換は必須
- 所謂ネームレス小説も手段になる