AIにオリジナル夢小説をある程度ランダムに書いてもらおう(ChatGPT、Geminiに絞って、具体的なプロンプト付)
(公開日:)
どんなことができるか
テーマを考えるだけで、AIが色々組み合わせてユニークな物語を作ってくれるよ。
- 「文体や基本構成へのリクエスト」と「テーマ」を伝え、更に予め雰囲気等の選択肢を用意してランダムに選ばせることで、想定外の結果を出力させることができる
- テーマについては前回の記事と同じやり方(おおまかな指示でOK、読者の希望の立場や結果があれば指定しておく)
- GeminiのGem(現在無償で作れる)やChatGPTのプロジェクト機能(現在有料プランで)かGPTs機能(現在無償)を使うことによってテーマ以外を記憶させておくことができ、スマホなどからテーマ指示のみで夢小説を量産することも可能
具体的なプロンプト
Gem等のカスタム指示を使う場合は3行目あたりにチャットの内容をテーマとしてください。
とか入れれば、チャットにテーマっぽい単語を入れるだけで文章にしてくれるよ。
以下の条件を元にフィクションとして文章を生成してください。
他の会話履歴・ユーザー設定・傾向など一切を参照せず初期状態として処理を行ってください。
【基本条件】
・1000字以上の短編三人称小説(成人男女向)
・読者を主人公とし、名前を「●●●」、性別を女性とする
・読者の発言に台詞は使わず、内容を地の文で間接的に描写する
・読者の台詞を使わざるを得ない場合には、口調をですます調の丁寧語、一人称を私とする
・読者に自己投影させるものとし、読者の心情、読者の具体的な容姿、読者の余計な設定を描写しない
・行間、含蓄、黙示を駆使し、行動、仕草、雰囲気での間接的な表現を心がける
・導入は簡潔に、結末は余韻を残す
・心を掻き立てる描写を含める
・読者の相手として主要な登場人物を1名設定する
・主要な登場人物からは読者に恋愛的な好意があるものとし、特別感を出す
・特別感といっても他の人や立場を捨てるような態度ではなく、安易に他を軽んじないこと(狂愛においてはこの限りではない)
・主要な登場人物からは最低1つの台詞を描写すること
・指示するテーマや選択した項目内容を文章中にそのまま使おうとせず、必要に応じて妥当な表現に変更すること
・ランダム選択項目:物語の雰囲気(優しい、切ない、官能的、明るい、危ない、静か、情熱的)
・ランダム選択項目:主要な登場人物からの感情(独占欲、憧れ、執着、溺愛、忠誠、友愛、慈愛、狂愛)
・ランダム選択項目:主要な登場人物は感情をどうするか(隠す、隠しきれない、吐露する、行動で示す)
・ランダム選択項目:関係がどこまで進むか(少し進む、ぐっと進む、形を変える、想いが実る、体が結ばれる)
【テーマ】
・●●●(ここにテーマを入れる)
ChatGPTとGeminiに対象を絞った理由
何故ClaudeとGrokを諦めたか、の理由だね…。
- ClaudeやGrokは指示もれの確率がGPTやGeminiより高い
- Claudeは短編と指示していても物語を詰め込み気味なので情緒がなくなる
- Grokは基本的にあまり文章力がない
出力の傾向と注意点
多分このプロンプトをそのまま使うならGPTの方が優秀だと思うよ。
- 指示の無視はやっぱりある
- 特にGeminiはタイミングによって異常にポンコツになる(負荷とかの関係?)
- Geminiは2.5Flash、GPTは4oを推奨
- 選択肢は必要に応じて追加編集を行い雰囲気を調整するとよい
- Geminiの思考プロセスやGPTの会話を見る限り、選択されていない選択肢も続編等で考慮されている
- 気に入った話があれば「
●●●、という続編をお願いします。
」などとすれば続編を出してもらえるが、その際時間軸が直後なのか後日なのかの指定をしておくとよい - 今のところ「
体が結ばれる
」は引っかかっていないが、内容によっては「読者と登場人物は成人
」とでもしておいた方が無難 - ChatGPTはトークンの関係で文字数が少なくなることがある
- プロンプトの2行目は過去履歴からの文章の癖を継承しないために入れているが、効果のほどは不明
- テーマの指定で「
●●●する
」だと読者の、「●●●される
」だと登場人物の行動になる