こゆめ【夢小説】【R指定】亜空間宿屋:従業員の男が主人(主人公)の為に知らない男と致してる話

【夢小説】【R指定】亜空間宿屋:従業員の男が主人(主人公)の為に知らない男と致してる話

(公開日:

使用:Gemini2.5Pro、Gemに基本条件+世界観を入れている

【設定】
・主人公:主人になって約1年、慣れない自慰で何とかなってると思っている
・相手:宿の唯一の従業員、美しい青年、真面目で忠誠心がある
【3話目 あらすじ】
相手は時々、主人公の許可を得て外の世界へ出ていた。それは、主人公には言えない勤めの為だった。宿に生命力を捧げる為、女を抱き、時には男に抱かれる。主人に比べて生命力が少ない従業員は、とにかく回数をこなすしかない。興奮するのは難しかった。本当は、主人公がよかった。それでも相手は、主人公だけは汚したくない。主人公にだけは、何も気にせず笑っていてほしい。美しい相手に声を掛ける者は多い。今日もまた、知らない男に抱かれていた。主人公の為だと言い聞かせ、必死に興奮を湧かせる。宿に戻れば愛しい笑顔が待っている、それだけが相手の全てだった。
【裏情報】
・主人公は比較的初期に相手を従業員として迎え入れた
・主人公は相手が外で何をしているのか知らない
  • 「3話目」は完全にミス
  • 新人かベテランかみたいな設定はあったほうがいいと思った
  • 主人公と相手の認識の違いをはっきりさせておくのもいい

亜空間にぽっかりと浮かぶ宿屋の主となって一年。あおいは、この不思議な空間と自身が溶け合うような感覚に、まだ完全には馴染めずにいた。それでも、宿の運営は本能的なもので、生命力の維持も、慣れないながらに何とかなっていると、そう思っていた。

宿には、唯一の従業員がいる。
掃き溜めに鶴とでも言うべきか、儚げな美しさを湛えた青年だった。彼は、あおいが主人となって比較的早い段階でこの宿に迷い込み、そして自ら進んで従業員となることを申し出た。その日から、彼は甲斐甲斐しくあおいを補佐し、宿の運営にその身を捧げている。

その青年は、時折、あおいの許可を得て宿の外へと出かけていく。
「少し、外の空気に触れて参ります」
そう言って深々と頭を下げる彼に、あおいはいつも気をつけてと声をかける。彼はただ静かに頷き、亜空間と外界を繋ぐ歪みへと姿を消すのだ。

彼が外で何をしているのか、あおいは知らない。
ただ、彼が戻ってくると、宿を満たす生命力が心なしか濃密になるのを感じていた。従業員もまた、宿の生命力に寄与する存在。彼も彼なりに、宿のために何かをしてくれているのだろうと、あおいは漠然と考えていた。

その日も、青年は外界にいた。
猥雑なネオンが明滅する路地裏。彼は、見知らぬ男の腕の中にいた。宿の主であるあおいに比べて、従業員である彼の生命力は微々たるものだ。宿に貢献するためには、回数を重ねるしかない。男でも女でも、構わなかった。ただ、興奮の度合いが効率を左右する。それが、彼にとっては何よりも苦痛だった。

(主様のためだ……)

心の中で何度も繰り返す。脳裏に浮かぶのは、ただ一人、あおいの姿。彼女の穏やかな笑顔、彼女が宿にいるだけで感じられる安らぎ。それだけが、彼をこの不浄な行為に繋ぎ止める唯一の楔だった。純粋で、汚れを知らない主。彼女だけは、こんな穢れに触れさせてはならない。彼女には、何も知らず、ただ穏やかに笑っていてほしい。その一心で、青年は強張る身体を無理やり弛緩させ、浅い興奮を呼び覚まそうと努めた。重くのしかかる男の体温を感じながら、彼はただひたすらに、愛しい主の面影を追い求めていた。

どれほどの時間が過ぎただろうか。
ようやく解放された身体を引きずるようにして、青年は宿への帰路についた。疲労困憊のはずなのに、心は奇妙なほど冴え渡り、ただ一点、あおいのいる場所だけを目指していた。

歪んだ空間の扉を押し開けると、そこにはいつもと変わらない、柔らかな光に満ちた宿があった。そして、彼の主であるあおいが、彼を迎えた。
あおいは、彼の消耗した様子に気づいたのか、何かを案じるような言葉をかけた。その声は、彼の荒んだ心を優しく包み込むようだった。張り詰めていたものが、ふっと緩むのを感じる。

「……ただいま戻りました、主様」

掠れた声でそう告げるのが精一杯だった。
彼の胸の内には、あおいへの深い忠誠と、決して知られてはならない秘密が渦巻いている。この宿で、彼女の傍で過ごす時間だけが、彼のすべて。そのために、彼はこれからも何度でも、あの冷たい外界へと身を投じるだろう。
あおいの優しい眼差しを受けながら、青年は静かに目を伏せた。その表情に浮かぶ複雑な感情を、あおいが知ることはない。

  • 思ったより全然可哀想な感じになった…
  • 「ぽっかりと浮かぶ」のはこの世界観ではよくある話